有名サロン出身 2019.4.22

美容師のエリートコースを突き進んだ先に感じたもの

株式会社LUCE DAMIA by LuLu 代表 佐々木 純一

美容師のエリートコースを突き進んだ先に感じたもの

41歳。山梨県出身。日本美容専門学校卒。新卒でPEEK-A-BOOに入社。その後、U-REALMに創業メンバーとして入社。TVチャンピオン『美容師選手権』で準優勝を獲得。現在はサロンワークだけでなく、雑誌の撮影や講師、タレント・モデルのヘアメイクもこなしている。

担当の美容師さんみたいになりたかったから

僕が美容師を目指したのは17歳のとき。通っていた美容室の担当のお兄さんに憧れて。当時28歳だったお兄さんは見た目もカッコ良く、僕のお兄ちゃん的な存在で、プライベートの相談にいつも乗ってくれてました。憧れから入ったので、専門学校もお兄ちゃんが卒業した学校に入学。右も左も分からない僕はお兄ちゃんの情報だけを頼りに上京したんです。

就活は先生が手伝ってくれました。先生から”どこで働きたい?”と聞かれ、技術職である美容師としてカットが上手くなりたいという気持ちがあった僕は「ライバルが多く、表参道にあるサロン」と答えました。この条件で絞ってもらったSHIMAやHAIR DIMENSIONなど、大手サロンを受験。その中で一番最初に内定が出たのもあり新卒で入社したのがPEEK-A-BOOでした。

3年目でデビュー後、注目されていたサロンのメンバーに

今の僕があるのはPEEK-A-BOOのおかげだと言えるほど、ここでは多くの技術を学ばせてもらいましたね。オーナーが「美容師の神様」と呼ばれているというのは入社してから知ったこと(笑)。僕が20歳のころは今のようにネットじゃなくて口コミでの情報共有がメインだったんです。従業員250人いましたが、先輩はみんなカットが上手でした。僕はこの人達みたいになれるのか?と不安になりながら、来る日も来る日もカット練習を頑張りました。営業後に夜中1~2時まで練習することは当たり前でしたし、それをツライとか辞めたいとか思ったことは無かったですね。入社3年目の23歳でデビュー。僕って結構早くデビューできた方なんです。試験課題のヤマ勘が当たったという運の強さのおかげで(笑)。7年勤めた後、次のステップアップを求めて27歳のときに転職しました。

転職先はU-REALM。AFLOATの店長が独立するってことで当時、美容業界では話題のサロンでした。そこにオープニングメンバーとして声をかけられ、入社。オーナーとは撮影の現場がよく一緒になっていたので元々の知り合いだったんですよね。

入社してから180度、働き方が変わりました。PEEK-A-BOOは老舗でイチからしっかりという真面目な感じなんですが、U-REALMは自由、とにかく自由でした。オープンしたばかりということもありましたが、ルールが1つもない状態からのスタート。営業中でも自分のお客様がいない時であればどこに行っても良かったので、気づくと誰もスタッフがいない…とか(笑)。全て細かく決められている中で育ってきた僕は最初、何をしていいか分からなかったんですが、慣れるもんですね。自分の仕事は自分で見つけるクセがつきました。

2年目の28歳で副店長、3年目の29歳で店長に。当時の僕に独立願望は無く、2番手ぐらいで好きなように働いていきたいという気持ちの方が強かったです。

ひとりでやってみて周りの人のありがたさが分かった

でも31歳で独立してます。キッカケは「自分でお店やってみたらいいじゃん」という知り合いからの言葉。僕も若かったので、ダメだったらダメでやれるときにやってみようという気持ちで独立を決めました。でも全てゼロからスタートするのは何も分からず怖かったので、最初の2年間はグループ内独立としてU-REALMのグループ会社としてLuLuを立ち上げました。順調にいき、2年後の33歳のときにDAMIAとして完全独立。そこから5年間は一人でやってましたが、しんどかったですね。何がしんどいかったかというと、スタッフの育成がサロンの継続に繋がりにくいこと。育てたスタッフが独立するのが当たり前の美容業界なので、この循環をどうにか止めなければと悩んでました。自分が手塩をかけて育てた子が、独立せずにサロンに残りたいと思ってくれるにはどんな環境が必要なんだろう…。

その環境を僕ひとりで作っていくのは無理だと思いました。ひとりで少しずつ変えていくより、誰かの力を借りて大きく変えていきたい。それからは力添えしてくれる会社を探し、5社ほど候補が上がり、その中でご縁があったのがY’s&partnersの阿部社長だったんです。そして2016年からY’s&partnersのグループ会社になりました。

よく「運がいいよね」って言われるし、そう思います(笑)。でも僕の美容師人生は色々な人に助けてもらっているからこそ続いているのかなって。独立して一人でやってみて実感しました。PEEK-A-BOOを受けたのも、U-REALMの創業メンバーとして参加できたのも、独立できたのも、全て周りの人達が運んできてくれた縁だと思ってます。だから僕は恩返しの意味も込めて”自分が出来ること=ヘアスタイルを通してお客様に信頼してもらい、喜んでもらうこと”を人生かけてやっていきたいですね。


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