ワークスタイルライフスタイル 2018.12.13

ただ美容が好きだった私が、店長、マネージャー、統括責任者にまでキャリアアップした理由(前編)

SPEEDY統括責任者 伊東 千穂

ただ美容が好きだった私が、店長、マネージャー、統括責任者にまでキャリアアップした理由(前編)

奈良県出身、高津理容美容専門学校卒。オーストラリアでの美容師経験を経て、2007年Celesteに入店。2年もの間、指名数トップのギネス記録を持ち、副店長、店長、マネージャーへとキャリアを築いた。人事マネージャーとしてCelesteの店舗拡大に貢献し、2016?年にヘアカラーサロンSPEEDYへと転籍。現在はSPEEDYを統括し、よりお客様のニーズに合うサービスの追求に尽力している。

 

人生観が変わったオーストラリアでの経験

20歳の時に海外旅行でハワイに行ったことをきっかけに、漠然と海外で働いてみたいと思うようになったんですよね。スタイリストとしてそれなりに充実していたんですけど、仲良しの同期が海外留学するというのを聞いて、じゃあ私も!と便乗し、オーストラリアに行ったんです。23歳の時でした。とにかく飽き性なのでどこか行きたかったんですよね(笑)ワーキングホリデーだとすぐ帰らなくてはいけなくなってしまうので、語学学校に通ったりしながら学生ビザに切替えることで、結局3年半、27歳まで働くことができました。現地で採用された日系サロンのオーナーが学費を払ってくれたりとすごく面倒見のいい方だったからこそ3年半も働けたんだと思います。

この3年半は、何不自由ない人生を送ってきた私にとってとても衝撃的なものでした。

美容師って一般的には大変なイメージがあるじゃないですか。でも私の場合は地元の奈良で最初に働いたときも出来るようになっていくことが純粋に楽しかったし、いじめなんてなかった。海外で働いていた時も英語がわからないと素直に伝えるとそうなんだって受け入れてもらえたり、なんとかなってきちゃって。自分の人生、あまり深く考えたり悩むことってなかったんですよね。そんな中、同じ世代の人が母国に仕送りをするため必死で働いていたり、ビザを取得するのも大変だったりする現実を知って、自分はなんて恵まれているんだろうって。

環境を変えることで、色々な人の人生や考え方を知り、自分もちゃんと考えなきゃいけないなと。人生観が変わった貴重な経験となっています

 

上京。Celesteに入店。そして全スタイリストの中で指名トップに。

オーストラリアでの生活も充実はしていたけど、いつかは日本に帰りたい、帰るなら20代のうちじゃないとと思って27歳で帰国。実家に戻るも刺激がなくてつまらない。スタイリスト友達もほぼ東京。じゃあ東京に行こう!とすぐ上京するも海外生活や旅行でお金もない。ということで友達とひばりが丘の家賃4万円のアパートをシェアしながら職探しですよ(笑)「西武線沿線で日払いというシステム(当時は珍しかった)はいいんじゃない?」と友達が見つけてきてくれたCelesteに即入店。とにかくこの貧乏生活から脱しないと、という気持ちだけでしたね。実は最初は1年くらいして少し稼いだら真剣に次のサロンを探そう、くらいにしか考えていなかったのですが、オーナーが現在の代表に変わったことをきっかけに指名の歩合率が高くなったんです。入社の年数やそこでのキャリアに関係なく、自分の頑張りがお客様や会社の評価に直接つながる、そうとなったらと目の色を変えて働きましたよね(笑)

そんな中、立ちはだかった大きな壁がありました。それは当時の統括マネージャーの存在です。好き嫌いが激しい人で、とにかく相性が合わなかった。でも、他のスタッフとの仲は良かったので、単にマネージャーが嫌だからという理由だけで店を辞めるなんて考えられなかったんですよね。下の意見を聞いてもらえないならば結果を出すしかない。結果を出せば意見が通ると思い、指名数をあげようと努力しました。今まで以上にお客様の要望をくみ取り、気遣い、大切に向き合う姿勢を大事に。その結果、全スタイリストの中で指名数トップにのぼりつめました。自分と合わない人がいることによって凹んでしまうのではなく、逆に私の中にある闘争心に火が付き突き進めた感じでしたね(笑)

 

お客様の評価がすべて。

代表は当時から「お客様の評価がすべてだ」といつも話していたのですが、その言葉どおり指名数が高いことを評価され、すぐに店長に選出されました。自分のお客様にだけ注力すればよい一スタイリストから、全体を管理しなければならない立場になることは大きな変化でしたね。そもそもキャリアアップしたいと思って美容師をしていたわけではなく、美容が好きだし、何よりもお客様が私のスタイルを気に入って選んできてくれることが嬉しかったし楽しかった。その思いだけでここまできていたので、マネジメントの勉強も全くしていなかったですし全然力及ばすでしたね。とにかく人を育てるという意味で未熟だったんですよね。

私は周りのスタッフに言いづらいとか、嫌われるのが嫌などの不安はないタイプなので注意や指導はするのですが、うまく伝わらない。結果を出していたから評価はしてもらえた、その自負があるからこそ思いを強くストレートに伝えるもスタッフは改善してくれない。

あれだけ嫌っていた統括マネージャーが、なだめてくれたり相談にのってくれたり、親身になって助けてくれたおかげで気持ち的に救われていったのを覚えています。

当時も今も変わらず、スタッフたちのモチベーションは指名をしてくださるお客様にありますし、それが何より大切なことだとも思っています。私自身もそうであったように、お客様からの評価がすべて。それこそ平等だと思っています。お客様からの評価のもと、皆が平等に稼げるようにバランスを保つことはとても気を配りましたね。

 

マネージャーへとキャリアアップ。お客様への想いこそが私の原点。

店長としてのスタッフ教育にも慣れ、雰囲気の良い店舗つくれてきたなと達成感を持ち始めた頃、次の目標を探していたところ、統括マネージャーの仕事を分配する話が持ち上がり、私はエリアマネージャーと人事・採用マネージャーを兼任することになりました。スタイリスト、店長としてはやりきったという気持ちがあったので、新たなポジションを与えられたことが嬉しくて、赴くままがむしゃらに業務をこなす毎日。人事として、お店のイメージがつかみやすいよう店舗のバックヤードでの丁寧な面接、求人媒体での魅力あるアプローチ方法、採用したスタッフが戸惑わないように、研修マニュアルを作成したり。私は採用したら終わりではなく、Celesteに定着してくれるまで電話で様子をうかがったり、指名がつくよう入客の振り分けを配慮したり、とにかくそのスタッフにとって居心地のよい場所、輝ける場所を考え提供してあげるよう努力したつもりです。でもスタッフに教育や研修をおこなってもすぐに効果が表れるわけでもなく、むしろ持続せず辞めていくスタッフだっています。スタイリストの時と違って「その日、その月にいくら売り上げる」いった短期的な目標が立てづらいのがマネージャーです。特に人事は今までの自分の経験が生かされるわけでもないですし、人に関わる仕事には正解がないため自分自身でその瞬間にこたえを出していかなければなりません。辞めたい、辛い、と思いかけたとき、代表が「求職者もお客様」と教えてくれたのですが、お客様を大事にしてきた私だからこそスタッフも大切に思えるはずと与えてくれたチャンスを無駄にしてはいけない、と思い直せるようになりました。採用に終わりはありませんが、地道な努力の甲斐もあって、自分が言うのもなんですけど、Celesteにいるスタッフは熱心で温かくいい人ばかり!現在Celesteのエリアマネージャーはすべて私が採用したスタッフなんですよ!それは少し誇っていいことなのかなと思ってます(笑)!

 

新着記事

ソーシャルメディアやRSSから、YPBeautyの更新状況を受け取ろう

Category